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内閣府「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」に採択 ~水空合体ドローンを用いた遠隔船底点検実用化に向けて実証開始~

KDDIスマートドローン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:博野 雅文、以下、KDDIスマートドローン)、株式会社プロドローン(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:戸谷 俊介、以下、プロドローン)、株式会社國森(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:石原 俊樹、以下、國森)の3社は、内閣府から「自律型無人探査機(AUV)利用実証事業」に採択され、本年8月より水空合体ドローンを用いた実証(以下 本取り組み)を開始する予定です。

水空合体ドローンは、空中ドローンと水中ドローンが合体し、モバイル通信による遠隔操作で、空を飛び水に潜ることができる世界初(注1)のドローンです。音響測位装置により、衛星利用測位システム(GPS)が使えない水中でもドローンの位置情報が分かります。本取り組みでは、遠隔船底点検を実施し、その手法と効率性を検証することにより、ドローンによる効率的な船底点検手法のルール化・実用化の実現に向けて取り組んでいきます。

<本取り組みのイメージ>

世界全体のCO2の約 2.5%を排出する海運業界においては、船舶の燃費性能の向上や海洋環境保護が求められており、 燃費悪化の要因となる船底付着物の管理や船底年次点検義務化の機運が高まってきています。また、従来の船底点検は、ダイバーによる目視点検が行われてきましたが、今後人材不足の影響を受けることが想定されます。

本取り組みにより、遠隔・自律航行するドローンで撮影し、AIで解析を行うことにより、船底点検作業全体の効率化、均質化、危険作業削減の実現を目指します。また、社会実装を前提に、日本海事協会と共に実用化に向けて船底点検のルール作りを行います。

以上

(注1)空中ドローンと水中ドローンが合体し、モバイル通信による遠隔操作で、空を飛び水に潜ることができるドローンとして、KDDIスマートドローン株式会社、株式会社KDDI総合研究所、株式会社プロドローン3社が2021年5月31日に世界で初めて開発。

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